美容室を開業したら現金が最も重要です。
仕入れや給与の支払いなど現金がなければ美容室の経営は成り立ちません。
クートを参考にしたキャッシュフローについてです。
帳簿に記帳されている売上ではなく、実際に手元に存在し自由に使用することが可能な現金をいかに多く確保することができるかということが経営を安定化させるために大切なことです。
仮に帳簿では黒字になっていても、自由に使用できる現金がなければ黒字倒産になります。
売上が伸びることで売掛金や買掛金が大きくなり経営資金が膨らんでしまうと手元の資金が少なくなります。
売掛金を回収する以前に買掛金の支払いをしなければならない場合、手元に現金が足りないことで支払えずに、会計上では黒字であるものの倒産してしまうのです。
一方で、赤字でありながらも手元に現金があることで倒産しないという場合もあります。
収益が上がらないことは好ましくないものの、お店を閉店させるよりは良いと言えます。
資金繰りが安定しない開業直後は、キャッシュフローに重点をおいた経営を行うべきです。
自分自身がオーナーとなり美容室を経営する際には、美容院のコンセプトや店舗デザイン、施術内容など様々な事柄にこだわる必要があるものの経営者という視点からキャッシュフローを特に意識しなければなりません。
2016年 6月 1日 | カテゴリー: サロン記事